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骨格を作るカルシウム

人間の体に存在するミネラルの中で、最も多いのがカルシウムです。存在量としては、全体の約1.5%で、重さにでみると体重60キロの人でおよそ900グラムになります。

また、カルシウムはその99%がりん酸塩、炭酸塩、フッ化物として歯や骨格に存在し、残りのおよろ0.9%が筋肉や神経系に、さらに0.1%が血液などの体液に分布しています。

この中で細胞や血液などの体液には、約1%程度のカルシウムが存在し、これらはカルシウムイオンとしていろいろな生理作用を行います。また歯や骨格はおよそ70&の無機質と約30%のコラーゲンから構成されています。

さらに無機質の84%程度がリン酸カルシウムであり、その他に炭酸カルシウム、リン酸マグネシウム、クエン酸カルシウムなどが含まれています。

なお、食べ物から摂取されたカルシウムは腸管から吸収され、それから骨質化によって骨に定着することで、体内のカルシウムバランスが保たれています。

またカルシウムの吸収や代謝にはビタミンDやビタミンC、それに副甲状腺ホルモンなどを必要とします。さらに、細胞内ではカルシウムイオンは神経伝達、血液凝固、酸素の活性化などに関与し、血清中に含まれるカルシウムイオンのうち約50%はアルブミンやグロブリンなどのタンパク質と結合しています。なおアルブミンの正常値は、健康な人で4〜5グラム/デシリットルの範囲にあります。

カルシウムが不足してしまうと、色々な症状が現れます。まず第一に、骨軟化症、歯質の低下、骨粗しょう症などがあげられます。次に筋肉や神経の興奮性の抑制力低下、いらだちがみられます。その他、神経伝達、血液凝固、酸素の活性化に障害が現れます。

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